製品情報

  • BIOPAC systems社

MRI用心電図アンプ – ECG100C-MRI

ECG100C-MRI 心電図アンプは、心臓が発生する電気活動を記録し、人間・動物・単離された臓器標本から確実にECGを測定できます。本アンプは、通常のECG出力とR波検出出力を切り替えることが可能です。R波モードでは、各R波の発生とともに平滑化されたパルスを出力し、極端な信号アーチファクトが存在する条件下でも正確にR波を検出できます。また、ユーザーが切り替え可能なベースライン安定化機能を備えています。

AcqKnowledgeソフトウェアを使用することで、完全なリードII ECG解析が可能です。本ソフトウェアは、データを自動スコアリングし、周期ごとの測定値を抽出します。結果は自動的にExcelへエクスポートするか、Journalファイルに貼り付けられます。また、AcqKnowledgeには全自動のHRV(心拍変動)解析機能も搭載されています。HRV解析では、VLF、LF、HF、VHF、交感神経・副交感神経の値、および交感神経/副交感神経のバランスを算出できます。

製品概要

ECG100C-MRIアンプは、MECMRI-BIOP MRIケーブル/フィルタセットと併用する必要があります。本ECG-MRIは、MP200/MP200データ取得・解析プラットフォームおよびAcqKnowledgeソフトウェアと連携し、高度な解析を実現。多用途に対応し、幅広い信号・測定の取得をサポートします。

MRI使用条件: 7Tまで対応

条件:

ECG100C-MRI アンプはコントロールルーム内に設置し、MECMRI-BIOP フィルター付きケーブルセットおよび推奨されるMR用リード線・電極・トランスデューサーと併用する必要があります。本システムは7TまでのMRI環境でテスト済みです。

MRIスマートアンプの使用上の注意

重要! MRI環境で生体電位測定を行う際の安全ガイドラインを参照してください。

重要! BIOPACは、fMRIやMRIでの記録にはできるだけ短い電極リード線を使用することを推奨します。

12誘導ECGオプション

完全な同時12誘導ECG記録を行うには、合計8台のECG100C-MRIアンプとWT100C Wilson端子(仮想基準)を使用します。

2台のECG100C-MRIを使用してリードIおよびリードIIを記録し、ソフトウェアがリードIII、aVR、aVL、aVFを算出

6台のECG100C-MRIを使用して6つの前胸部誘導(V1-V6)を同時に記録

MRI/CTスキャンのトリガーオプション

動物の高周波ECGや呼吸データを用いてMRIシステムやCTスキャナをR波の発生に基づいてトリガーし、ゲーティングを行う場合、DTU100 デジタルトリガーユニットまたはDTU200 ゲーティングシステムを使用してください。

主な特徴

仕様

利得 ×500, ×1000, ×2000, ×5000
出力選択 標準、R波
出力レンジ ±10V(アナログ)
応答周波数(高域側) 35Hz, 150Hz
応答周波数(低域側) 0.05Hz, 1.0Hz
ノッチフィルタ 50dB除去(50/60Hz)
ノイズ電圧 0.1μV(0.05Hz―35Hz)
入力インピーダンス 2MΩ(差動),1000MΩ(同相)
CMRR 110dB 最小(50/60Hz)
CMIV ±10V(アンプGND),±1500VDC(メインGND)
寸法 40(W)×110(D)×190(H)mm
重量 350g
入力電圧レンジ Gain  Vin(mV)
500     ±20
1000   ±10
2000   ±5
5000   ±2

 

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