脳波用アンプ(EEG100C)は、脳の活動にともない発生する電位(脳波)を計測するためのアンプです。
1台のアンプで1チャンネルの記録が可能で、MPシステムでは最大16チャンネルまで増設することが可能です。アンプからの出力波形は、脳波帯広域とアルファ帯域を切り替えることができます。
接続方法によって単極導出、双極導出のどちらにも対応し、刺激装置を組み合わせることによって、P300やCNVといった事象関連電位や視覚誘発電位(VEP)の計測も行なうことができます。
ソフトウェア(AcqKnowledge)と組み合わせることによって、脳波波形からアルファ/ベータ/シータ/デルタ/ガンマなどの特定帯域の抽出や、全帯域における各帯域が占める割合(含有率)の算出などを行なえます。誘発電位に対しては、オンライン加算平均やオフライン加算平均、加算平均に対する潜時や振幅の確認などを容易に行うことができます。
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EEGの原波形からEOGのまばたきによるアーチファクトを除去する方法
アルファRMSと周波数(アルファ、ベータ、シータ、デルタ、ガンマ)自動解析方法
自動周波数解析方法
脳波取込みに必要なシステム構成例
MP200
EEG100C
EL258
EL258S (x2)
GEL102
MEC110C
上記は脳波1chの構成です。
チャンネル数、双極、単極など計測条件により構成品が異なります。
電極は他にEL254、EL254Sがございます。
MRI
MRI用にフィルタを専用設計したEEG100C-MRIもラインナップしています。
利得 | ×5000,×10000,×20000,×50000 |
出力選択 | 標準、α波 |
出力レンジ | ±10V(アナログ) |
応答周波数(高域側) | 35Hz, 100Hz |
応答周波数(低域側) | 0.005Hz, 0.5Hz |
ノッチフィルタ | 50dB除去(50/60Hz) |
ノイズ電圧 | 0.1μV(0.1Hz―35Hz) |
入力インピーダンス | 2MΩ(差動),1000MΩ(同相) |
CMRR | 110dB 最小(50/60Hz) |
CMIV | ±10V(アンプGND),±1500VDC(メインGND |
寸法 | 40(W)×110(D)×190(H)mm |
重量 | 350g |
入力電圧レンジ | Gain Vin(mV) |
5000 ±2 | |
10000 ±1 | |
20000 ±0.5 | |
50000 ±0.2 |