
製品情報
- BIOPAC systems社
高速データ取込解析システム(Windows/Mac両対応)[PVL対応版]
MP200WSW-PVL, MP200WS-PVL
このシステムには、AcqKnowledge と Pressure-Volume Loop Analysis License を備えた MP200 Starter System が含まれています。この P/V Loop システムは、圧力信号(mmHg)および容量信号(ml)を記録するアンプと併用することで、完全な Pressure-Volume Loop の記録および解析ソリューションとして使用できます。Pressure-Volume Loop Analysis License について詳しくは、この P/V Loop ビデオチュートリアルをご覧ください。
MP200 システムは以下を提供します:
・現行リリースの AcqKnowledge ソフトウェア(AcqKnowledge Cloud のトライアルを含む)
・異なるサンプリングレートを持つ複数チャンネルの記録
・1 チャンネルあたり最大 100 kHz(合計 1,600 kHz)での記録
・AcqKnowledge の Linked Acquisition 機能を使用して複数の MP200 からの記録
・イーサネット対応のデータ取得および解析機能 — USB to Ethernet アダプタ(ETHUSB)付きで出荷
MP200 データ取得システムには、使用を開始するために必要なすべてのハードウェア、AcqKnowledge ソフトウェア、およびガイドが含まれています。ソフトウェア、ハードウェア、およびチュートリアルガイドはすべてデジタル(PDF形式)で提供されており、AcqKnowledge を使用中に容易にアクセス・検索が可能です。
複数の MP200 システムをローカルエリアネットワーク(LAN)に配置できます。LAN 内の任意の PC を使用して、ネットワーク上の任意の MP200 システムから記録を行うことができます。
製品概要


Pressure-Volume Loop Analysis License
AcqKnowledge の直感的なインターフェースと Pressure-Volume QuickStart Template を使用して、圧–容量データを記録します。生の波形データおよび最新のループデータをリアルタイムで表示可能。Cardiac Values Toolbar(心機能指標ツールバー)には、主要な心機能指標が毎秒更新されて表示されます。
AcqKnowledge で Pressure-Volume データを記録
ツールバーの「Analyze Baseline」をクリックするだけで、Baseline Analysis(ベースライン解析)を簡単に実行できます。カテーテルの位置を確認したり、実験条件に対する初期反応を確認したりする際に、1ループごとの主要な心機能指標がベースライン解析中に出力されます。
記録後には、Full PV Loop Analysis Routine(完全圧–容量ループ解析ルーチン)を活用できます。生データの中から関心のある領域を選択し、解析ルーチンを開始するだけです。解析ウィンドウには、選択範囲に含まれるすべてのループと、それぞれの対応指標が表示されます。
さらに、各ループには拡張終期(end diastolic)および収縮終期(end systolic)のポイントが黒い点で示され、ESPVR(拡張終期圧–容量関係)およびEDPVR(拡張期圧–容量関係)の統計的最良近似線がグラフ上に重ねて表示されます。
表示画面上でループ番号の横のチェックボックスをオン/オフするだけで、個別のループを解析対象に含めたり除外したりできます。
含める/除外するループを変更すると、複数ループの指標が自動的に再計算され、除外されたループの個別指標は、内蔵のテキストテーブル上でグレー表示されます。
MP200 による完全な圧–容量解析
MP200 データ取得および解析システムは、ライフサイエンス研究および教育に対応した柔軟なツールを提供します。
このモジュラー式で高性能なデータ取得インターフェースは Windows または macOS に対応し、BIOPAC製アンプやアクセサリに加え、既存の研究機器とも併用可能です。
デジタル信号の取得には、光学的に絶縁された STP100D/STP100D-C および STP-IO(別売)が使用されます。
ニーズに応じたシステムを構成するには、まず Starter System のいずれかから始めて、研究設計に合わせて アンプモジュール、トランスデューサー、電極を追加してください。
主な特徴
仕 様
アナログ入力
チャンネル数 | 16チャンネル |
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入力電圧(FSR) | ±10V |
A/D変換分解能 | 16ビット |
確度 | ±0.003% (FSRに対し) |
入力インピーダンス | 1.0MΩ |
アナログ出力
チャンネル数 | 2チャンネル |
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出力電圧(FSR) | ±10V |
D/A変換分解能 | 16ビット |
確度 | ±0.003% (FSRに対し) |
出力電流 | ±5mA(最大) |
出力インピーダンス | 100Ω |
デジタル I/O (別売のアイソレートデジタル・インタフェース:STP100Cを接続)
チャンネル数 | 16チャンネル |
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電圧レベル | TTL/CMOS |
最大電流 | ±20mA(最大) |
外部トリガ入力 | TTL/CMOS |
サンプリング
最小レート | 2サンプル/時間 |
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最大レート | 100Kサンプル/秒 |
トリガオプション | 内部または外部、電圧レベル |
電源
アイソレーション | MPユニット |
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CE | EC Low Voltage, EMC Directives |
漏れ電流 | < 8μA(Normal) < 400μA(Single Fault) |
フューズ | 2A |
インタフェース
プロトコル | UDP (10M ビット/秒) |
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伝送タイプ | イーサネット(10/100 Base T) |
最大ケーブル長 | 100m (LANケーブル) |
その他
寸法(mm) | 100(W)×110(D)×190(H))(MP200のみ) |
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重量 | 1.0kg(MP200のみ) |