
製品情報
- BIOPAC systems社
高速データ取込解析システム(Windows/Mac両対応) [スクリプト版]
MP200WSW-BAS, MP200WS-BAS
この MP200 システムには、BIOPAC Basic Scripting に対応したライセンス版 AcqKnowledge が含まれています。
BIOPAC Basic Scripting はスクリプト言語開発ツールであり、以下の機能が利用可能です:
・実行時変数の表示
・新しいスクリプトの作成
・既存スクリプトの編集
・個別のスクリプト関数のトリガー実行によるテスト
・ステップ実行機能(single step)
さらに、AcqKnowledge Cloud Study Management & Storage アプリケーションの試用版も含まれています。
MP200 データ取得および解析システムは、ライフサイエンス研究および教育において柔軟に使用できるツールです。
MP200 ワークステーションには、必要なすべてのハードウェア、ソフトウェア、ケーブル、ガイドが含まれており、すぐに使用を開始できます。
研究デザインに合わせたシステムを構成するには、スターターシステムを選択し、その後にアンプモジュール、トランスデューサー、電極を追加してください。
MP200 データ取得ハードウェア
・イーサネット対応のデータ取得および解析
・異なるサンプリングレートを持つ複数のチャンネルを同時に記録可能
・1チャンネルあたり最大100 kHz(総計1,600 kHz)で記録可能
このモジュラー式で高性能なデータ取得インターフェースは、BIOPAC のアンプやアクセサリだけでなく、既存の研究機器とも併用可能です。
1台または複数の MP200 システムをローカルネットワーク(LAN)に配置することで、ネットワーク上の任意のMP200システムから、LAN内の任意のPCを使って記録が可能です。
MP200WSW システムには、USB–イーサネットアダプタ(ETHUSB)が付属しています。
デジタル信号の取得には、光学的に絶縁された STP100D / STP100D-C および STP-IO(いずれも別売)が使用されます。
製品概要




AcqKnowledge データ取得・解析ソフトウェア
AcqKnowledge は、データの表示、測定、変換、解析を即座に実行できる直感的でインタラクティブなプログラムです。
プログラミング言語や新たなプロトコルを学習する必要はありません。
プルダウンメニューとダイアログ操作によって、複雑なデータ取得、刺激出力、トリガー制御、自動解析ルーチンを簡単に実行できます。
オンライン解析設定、フィルター、変換機能によりリアルタイムでのフィードバックが可能です。また、豊富なオフライン解析ツールも利用できます。
データ取得中および取得後には、アイコンのクリックで以下の表示形式に切り替え可能です:
- Chart(チャート)
- Scope(スコープ)
- X/Yプロット
- Overlapped Segments(重ね合わせ)
- Histogram(ヒストグラム)
- FFT(高速フーリエ変換)
さらに、高品質なプレゼンテーション機能も搭載されています。
主な機能と強化点
- ハードウェアサポートの統合:MP200、MP160、MP36R、BioHarness BT
- リンクされたデータ取得(Linked acquisitions)
- フォーカスエリア(Focus Areas)
- 業界標準プログラムとのデータ統合
- 動物用ECG境界検出
- 圧–容量ループ解析(別ライセンスが必要)
- ユーザーインターフェースの改善点
- タブ付きグラフインターフェース
- グラフウィンドウ上の数値ツールバー
- 選択パレットボタンとその強化
- ウィンドウサイズのプリファレンス設定
- 横方向の測定数の設定
- 単一チャンネルからのテキスト注釈削除
- ジャーナルドックの位置設定
- 選択範囲のリンク機能
- 単一または複数チャンネルのオートスケール
- ウィンドウの最前面固定
- レート、測定値、数式のプリセット
- チャンネル別のグリッド設定
- 多チャンネル同時EEG解析
- サイクル検出機能の改善
- 高フレームレートカメラ対応のメディアキャプチャ
- ICG解析の改善
- ライセンス機能やアドオンに対応:ネットワークデータ転送、圧–容量ループ解析、遠隔モニタリング
AcqKnowledge ソフトウェアは、1台のMPシステムにつき2ユーザーまでのライセンスが含まれています。
複数ユーザーで同時に使用する場合は、サイトライセンスプログラムをご確認ください。
データ取得および解析は Windows OS に対応しています。互換性の詳細は「OSおよびコンピュータ要件」を参照してください。
主な特徴
仕 様
アナログ入力
チャンネル数 | 16チャンネル |
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入力電圧(FSR) | ±10V |
A/D変換分解能 | 16ビット |
確度 | ±0.003% (FSRに対し) |
入力インピーダンス | 1.0MΩ |
アナログ出力
チャンネル数 | 2チャンネル |
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出力電圧(FSR) | ±10V |
D/A変換分解能 | 16ビット |
確度 | ±0.003% (FSRに対し) |
出力電流 | ±5mA(最大) |
出力インピーダンス | 100Ω |
デジタル I/O (別売のアイソレートデジタル・インタフェース:STP100Cを接続)
チャンネル数 | 16チャンネル |
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電圧レベル | TTL/CMOS |
最大電流 | ±20mA(最大) |
外部トリガ入力 | TTL/CMOS |
サンプリング
最小レート | 2サンプル/時間 |
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最大レート | 100Kサンプル/秒 |
トリガオプション | 内部または外部、電圧レベル |
電源
アイソレーション | MPユニット |
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CE | EC Low Voltage, EMC Directives |
漏れ電流 | < 8μA(Normal) < 400μA(Single Fault) |
フューズ | 2A |
インタフェース
プロトコル | UDP (10M ビット/秒) |
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伝送タイプ | イーサネット(10Base-T/100Base-TX) |
最大ケーブル長 | 100m (LANケーブル) |
その他
寸法(mm) | 100(W)×110(D)×190(H))(MP200のみ) |
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重量 | 1.0kg(MP200のみ) |