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製品情報
- BIOPAC systems社
握力&筋電図アンプ – BN-DYNEMG
圧力による筋力測定と筋電図（EMG）の記録を目的とした送信機と受信機のセットです。このシステムは、単独または両方の信号を測定するよう設計されており、ワイヤレスで高精度なデータ取得を可能にします。
圧力ベースのダイナモメトリーでは、ダイナモメーターの入力が直接、球状の測定バルブの圧力を測定し、単位は kg/cm² で表されます。特定の握力に対する測定バルブの圧力は、固定された表面上にバルブを置いた際の垂直（法線）方向の力と較正することが可能です。ダイナモメーターの生データは、主に DC から 100 Hz の範囲に制限されており、追加のフィルタリングオプションも利用できます。
製品概要
筋電図（EMG）は、最大入力 10 mV pk-pk、最小入力 <1.5 µV rms で記録されます。EMG チャンネルの生データは、主に 5.0 Hz から 500 Hz の範囲に制限されており、こちらも追加のフィルタリングオプションが利用可能です。
両方のチャンネルは 2,000 Hz のレートでデータを送信し、受信機の出力において非常に高解像度の EMG およびダイナモメトリー波形を提供します。高い信号対雑音比（SNR）と高い時間分解能を備えたサンプリングにより、このペアは適用された筋力の同時測定と組み合わせて、平均周波数や中央値周波数、パワースペクトル、統合解析などの精密な研究に活用することができます。このシステムは MP200（または旧型の MP160/MP150）データ収集・解析プラットフォームおよび AcqKnowledge ソフトウェアと連携し、幅広い信号と測定データの取得をサポートし、さまざまなアプリケーション向けの高度な解析を可能にします。
詳細情報
このペアは、品質の面でコンピューターと被験者間の「有線」接続をエミュレートしながら、完全ワイヤレス記録システムの利点をすべて提供します。
ワイヤレス送信機がバッテリー駆動であり、被験者の身体に近接しているため、コモンモード除去比（CMRR）は非常に高く、一般的な有線 EMG やダイナモメトリー記録システムを大幅に上回ります。
モジュールセットのゲインは 2,000 に固定されており、生体電位アンプ/送信機の信号対雑音比（SNR）は非常に高く（65 dB 以上）、アンプ/送信システムのノイズフロアは 1.5 µV rms（帯域幅 5.0 Hz ～ 500 Hz）のみです。マッチングされた送信機/受信機のペアには内部ハイパスフィルターおよびローパスフィルターが組み込まれており、EMG およびダイナモメトリー波形の高品質な増幅を実現します。このペアの低帯域幅特性により、電源ノイズ（50 Hz または 60 Hz）を除去するノッチフィルターは通常不要です。
Clench Force Transducer（BN-CLENCH-XDCR）と組み合わせて使用できます。
AcqKnowledge を活用すれば、筋活動レベルや筋の動員順序の評価が可能です。ソフトウェアは生の EMG 信号を自動的に積分し、EMG データの詳細な周波数解析を提供します。広帯域の EMG データは特定の周波数範囲にフィルタリングできるため、大きな被験者の動きがある場合でも高品質な EMG 信号を識別できます。
他の記録モジュールやシステムとの干渉は最小限に抑えられています。送信機は完全にバッテリー駆動であり、他の記録用グラウンドや電源とは完全に独立して動作するためです。また、送信機が電源コンセントと物理的に接続されることがないため、極めて安全に使用できます。
送信機は、伸縮性のあるベルクロストラップ、ストレッチメッシュ製の BioNomadix Shirt（アクセサリー参照）、または Coban™ 自着性包帯（WRAP1）を使用して、被験者の脚、腕、頭部、または胴体に装着できます。本体の外形寸法（幅 × 高さ × 奥行き）は約 6 cm × 4 cm × 2 cm、重量は約 54 g です。
送信機のバッテリーは最大 72 時間の連続稼働が可能です。
新しい BioNomadix シリーズのワイヤレス・ウェアラブル生理学モニタリングデバイスは、ライフサイエンス研究向けに幅広い信号に対応しています。対応する信号には、ECG（心電図）、EEG（脳波）、EOG（眼電図）、EMG（筋電図）、EGG（胃電図）、呼吸、脈拍、温度、電気皮膚活動、インピーダンス心電図、加速度計、ジャイロスコープなどがあります。BioNomadix は通常、2 チャンネルのユニットとして提供され、同じ種類の信号を 2 系統取得するものや、異なる信号を組み合わせて取得するものがあります。
