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製品情報
- BIOPAC systems社
MRI用レスポンスポンプ – TSD114-MRI
TSD114-MRI は、MRI 環境において被験者が手や足、太ももなどで圧力をかけることで反応を示すことができるトランスデューサ です。被験者は、手でポンプバルブを握る、または足や太ももで押すことで、MRI スキャン中にレスポンスを示すことが可能になります。
このデバイスは 空気圧(ピューニューマティック)原理を利用 しており、電気的な部品を使用しないため MRI 環境で安全に動作します。また、測定精度は ±1% の高精度 で、微細な圧力変化も正確に記録できます。
本システムには 10 メートルのポリエチレンチューブ が付属しており、必要に応じて 追加のチューブ延長 も BIOPAC から入手可能です。
システム構成
ポンプバルブ(RXPUMPBULB-MRI)
最大直径: 5.8 cm
長さ: 11.1 cm
圧力トランスデューサ(TSD104A)
チューブ(AFT30-XL)
MRI 環境での使用
TSD114-MRI は MR Safe(MRI 環境での安全性確保) に準拠しています。各コンポーネントの詳細については仕様を参照してください。
研究において被験者の努力やモチベーションを評価するために、ダイナモメーターを用いた測定も推奨されます。ダイナモメトリに関する詳細は "Dynamometry Webinar" を参照してください。
製品概要


TSD114-MRI の接続および動作原理
MRI 環境で TSD114-MRI を使用する際は、チャンバールーム内のチューブをウェーブガイドを通してコントロールルームの TSD104A 圧力トランスデューサと接続 します。
このデバイスの出力は 最終的に電圧信号 となりますが、有用な電圧出力を得るには BIOPAC の DA100C による増幅が必要 です。TSD114-MRI の信号出力は 可変であり、ポンプバルブにかけられた圧力に対して線形に変化 します。
耐久性のあるゴム製ポンプバルブが摩耗した場合、BIOPAC に連絡し、交換用の RXPUMPBULB-MRI を入手してください。
サードパーティ製 A/D コンバータとの併用方法
TSD114-MRI を サードパーティ製の A/D コンバータと併用する場合 は、以下の機器を使用します。
DA100C: TSD114-MRI からの mV レベルの信号を増幅およびコンディショニング
IPS100C: DA100C にアイソレート電源を供給
IPS100C の前面パネルには 3.5 mm フォンプラグ出力 があり、ここから ±10 V の範囲内で(例: 0-5 V など)高レベル出力電圧 を取得できます。この信号を 直接サードパーティ製 A/D コンバータに入力する ことで、TSD114-MRI のデータを取り込むことが可能です。