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製品情報
- BIOPAC systems社
BioNomadix 2チャンネル ワイヤレス EMG 送信機 – BN-EMG2-T
このBioNomadix送信機は、2つの独立した部位からのEMG(筋電)データを記録できるよう設計されています。内部のハイパスおよびローパスフィルタにより、筋細胞によって生成される電位に由来するEMG波形の高品質な増幅が可能です。
・高いSN比(信号対雑音比)と高時間分解能のサンプリングにより、平均周波数や中央値周波数、パワースペクトル、積分解析といった精密な研究に利用可能です。
・AcqKnowledgeソフトウェアを用いて、筋活動レベルや筋動員順序を評価できます。生のEMG信号を自動で積分し、周波数解析を詳細に実施することができます。
・幅広い帯域のEMGデータは、被験者の大きな動きがあっても所望の周波数帯域にフィルタリングすることで、良質なEMG信号の抽出が可能です。
製品概要



使用構成
この送信機は、以下のいずれかと組み合わせて使用します
・BioNomadix Logger
ラボ外で、モバイル被験者から最長24時間のデータロギングを行う場合に適しています。
・BioNomadix 受信機とのペア構成
ラボ内で、ライブのEMGデータを無拘束状態の被験者からリアルタイムに取得したい場合に最適です。
システム統合
BioNomadixシリーズは、MP200 データ取得・解析プラットフォームおよびAcqKnowledgeソフトウェアと連携する、完全な研究用システムの一部として設計されています。
この組み合わせにより、多様な研究用途に対応し、高度な筋電図解析(EMG分析)を支援します。
主な特徴
BioNomadix 2チャンネル ワイヤレス EMG送信機 — 詳細仕様
Dual Wireless EMG BioNomadix送信機は、2,000 HzのサンプリングレートでEMG信号を送信し、受信側では非常に高解像度なEMG波形が得られます。生データは5.0 Hz〜500 Hzの帯域で制限されており、非常に高品質な記録が可能です。このシステムは、有線接続のような忠実なデータ伝送を完全ワイヤレスで実現します。
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ゲインは固定値で2,000
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計測可能な最大EMG信号は10 mV(ピークtoピーク)
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検出可能な最小信号は1.5 µV rms未満
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S/N比は65 dB以上、増幅器/伝送システムのノイズフロアはわずか1.5 µV rms(5.0~500 Hzの帯域)
送信機は完全にバッテリー駆動で、他の記録システムや接地との干渉を最小限に抑制します。また、電源への物理的な接続がないため、非常に安全に使用できます。
装着は以下の方法で行えます:
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ゴムバンド付きの面ファスナーストラップ
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ストレッチメッシュ素材のBioNomadixシャツ(アクセサリ)
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Coban™自己粘着ラップ(WRAP1)
送信機の外形寸法は約6 cm × 4 cm × 2 cm、質量は約54グラムです。バッテリー駆動時間は最大72時間連続動作に対応します。
送信機が被験者の体に近接して使用されることにより、コモンモード除去比(CMRR)は非常に高く、通常の有線EMGシステムをはるかに上回ります。また、帯域幅が限定されているため、商用電源ノイズ(50/60 Hz)用のノッチフィルタは通常不要です。
解析とソフトウェアとの連携
AcqKnowledgeソフトウェアを使用することで、筋活動レベルや筋動員順序の評価が可能です。生のEMG信号を自動積分し、周波数解析も詳細に行うことができます。広帯域EMGデータは動きの多い状況でも、所望の周波数帯域にフィルタリングすることで、EMG信号を高精度で識別できます。
関連機器としては、EMG100C EMGアンプ(自動周波数解析機能付き)が推奨されます。
詳細情報
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