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小動物用尾部非侵襲血圧モニターシステム – NIBP250

NIBP250 小動物尾部用非侵襲血圧モニターは、小動物の血圧を測定するためのスタンドアロン型デバイスです。本システムは、タッチスクリーンLCDユーザーインターフェースを備えており、測定の操作およびデータの表示が可能です。

本モニターはデータ解析においてデータ収集システムやコンピューターを必要としませんが、他の生理信号と組み合わせる際には、既存のBIOPACデータ収集プラットフォームやサードパーティーシステムとのインターフェースも可能です。NIBP250は完全なスタンドアロン機器であり、データの表示、解析、保存を単体で行うことができます。

製品概要

NIBP250には内蔵ポンプが搭載されており、ラットなどの小動物の尾部の血管を閉塞するために血圧カフを自動で加圧します。加圧が設定値に達すると、ポンプはカフを徐々に減圧し、圧力を線形に低下させます。

タッチスクリーンLCD上では、圧力および脈波信号をモニタリングできます。シンプルなタッチスクリーンインターフェース(または、希望に応じてUSBマウス接続も可能)を使用し、収縮期および拡張期血圧の出現ポイントを簡単にマーキングできます。システムにはピーク検出ルーチンが搭載されており、各脈波のピークを検出し、アスタリスク(*)でマーキングします。カーソルはピークからピークへとジャンプし、収縮期および拡張期血圧の即時読み取り値を提供します。

NIBP250では、収縮期・拡張期血圧のマーキング値に加え、平均血圧および心拍数の計算値も結果ウィンドウに表示されます。これらの値はカーソルの近くにも表示されます。

最大加圧点はプロパティウィンドウから調整可能です。NIBP250には、出荷時の校正をリフレッシュおよび確認できる「圧力校正・検証ツール」も含まれています。カフアセンブリはルアーロックコネクタで接続し、脈波センサはBNCコネクタで装着します。装置にはゲイン調整コントロールがあり、脈波信号の増幅または減衰が可能です。NIBP250は、未校正の圧力波形と脈波形を出力するためのアナログ出力を2系統備えています。

また、NIBP250にはUSB 1.1互換のフラッシュメモリポートとSDカードスロットがあり、測定データをコンピュータへ転送してさらに解析や論文作成が行えます。生データと解析済みデータの両方をASCII形式で保存できるため、AcqKnowledge、Excel、SPSS、MATLABなど任意のアプリケーションに容易にインポートできます。

主な特徴

NIBP250 システム構成内容

本体アンプユニット(スイッチング電源:110Vまたは220V対応)

カフ/センサ ×1(標準は11 mm、注文時に9.5 mmまたは13 mm指定可)

拘束器 ×1(標準は中型、注文時に小型または大型指定可)

MPシステムまたはサードパーティーA/D装置接続用パルスケーブル ×1

同上接続用圧力ケーブル ×1

オプションアクセサリ:

MRI用テールカフセンサ(9.5 mm、11 mm、13 mm)— 既存NIBP250システムへの追加対応

尾部加温ユニット:

TAILHEATING-A(110 V 60 Hz 用)

TAILHEATING-B(220 V 50 Hz 用)