IDF(Incident Darkfield Imaging)方式を採用したペンタイプのモニタリング装置です。
ハードウェアをコンピュータとUSB接続するだけで計測を始めることができます。
アナログのSDF(Sidestream Darkfield Imaging)方式の後継として登場したデジタルのIDFは新世代の方式として注目されている技術です。
光が対象物に対し垂直に照射されるSDFに対し、IDFは斜めに照射されるので反射を減らしクリアな動画を取込むことができます。
また、IDFはSDFより視野が広くとれるのも大きな特長の一つです。
IDF vs SDF 視野の比較
CytoCamの特長
■高コントラスト
■広視野
■計量
■簡単フォーカス
■30%以上多くの血管を記録
■2msの光パルスにより赤血球の動きをクリアにモニタリング
取込方式 | IDF |
---|---|
重さ | 120g |
センサ | 300万画素 (2048pix x 1536pix) |
ピクセルサイズ | 1.4μm x 1.4μm |
視野 | 1.53mm x 1.14mm |
出力 | 10bit |
カメラ速度 | 95fps |
LEDパルス | 2mSec |
CytoCamToolsV2で血管系、密度(血管の量)、血流速度を自動出力が可能です。
ビデオでの解析やテキスト出力にも対応可能です。
動画取込/確認画面
毛細血管取込画面
テキストデータ出力画面
■MFI(Microcirculatory Flow Index)
血流は血管、毛細血管内の赤血球の動きから求めます。
MFI(Microcirculatory Flow Index)という指標を使い、記録した組織の範囲内の血流を4段階(0,1,2,3)に分けて評価します。
0 流れは無い
1 すこしの流れがある
2 ゆるやかな流れがある
3 普通の流れがある
相対値としての評価になり、(μm/S)のような単位をもった指標ではありませんのでユーザの主観に依存する評価指標です。
■PSI(PerfusedSpeedIndicator)
CytoCamToolsはPSI(PerfusedSpeedIndicator)という指標により"量の流れ"として血流を評価することが可能です。
SI(Speed Indicator)は以下の計算式で算出されます。
I(t):時刻t時点でのフレーム
n:ビデオのフレーム数
G:ガウス コンボリューション(σ2を10 σ1を20と指定)
SIが、ユーザにより定めるPT(PerfusedThreshold)値を超えた時点で 血管内のRBCの速度を評価することができます。
0< PT<= 1 流れは無い
1< PT < 5 ゆるやかな流れ
PT >= 5 はげしい流れ
敗血症性ショック
出血性ショック
BMC2016 | A comparison of the quality of image acquisition between the incident dark field and sidestream dark field video-microscopes | ダウンロード |
CriticalCare2015 | Qualitative real-time analysis by nurses of sublingual microcirculation in intensive care unit: the MICRONURSE study | ダウンロード |
ClinMonitComput2015 | Cutaneous microcirculation in preterm neonates: comparison between sidestream dark field (SDF) and incident dark field (IDF) imaging | ダウンロード |
ICMx 2015 | Cytocam-IDF (incident dark field illumination) imaging for bedside monitoring of the microcirculation | ダウンロード |
Angiology 1971 | Incident Dark-Field Illumination: a New Method for Microcirculatory Study | ダウンロード |
Nature1999 | Orthogonal polarization spectral imaging: A new method for study of the microcirculation | ダウンロード |
NephrolDialTranpl | Changes in the volume status of haemodialysis patients are reflected in sublingual microvascular perfusion | ダウンロード |