製品情報

  • BIOPAC systems社

脈拍測定トランスデューサ 指用

TSD200C、TSD200C

TSD200フォトプレチスモグラム(PPG)トランスデューサは、PPG100Cアンプと組み合わせて使用し、光学的手法(フォトプレチスモグラフィ)によって血液量脈波を記録します。

TSD200は、赤外線エミッターとフォトダイオード検出器が対になった構成となっており、血流の変化に伴う赤外線の反射量の変化を検出します。血液は、ヘモグロビンのヘム基によって近赤外線の波長を強く反射する性質を持っています。PPGトランスデューサを毛細血管に近い皮膚表面に設置すると、赤外線エミッターから検出器への反射光量が毛細血管内の血液量に応じて変化します。毛細血管の血液量が最大になるときに、PPG波形はピークを示します。

人間工学に基づいた筐体設計により、被験者との接触性が向上し、モーションアーチファクト(動きによる信号の乱れ)の軽減にも効果があります。TSD200は主に指への装着を想定していますが、他の部位にもテープで固定して使用することが可能です。TSD200にはシールド付き3メートルケーブルが付属しています。

製品概要

TSD200Cについて

PPGトランスデューサを耳たぶの毛細血管に近い部位にクリップで装着すると、エミッターからディテクタへの赤外線反射光の量が、毛細血管内の血液量に応じて変化します。光検出器(フォトディテクタ)は、赤外線送信器からの入射フォトンを受けて動作し、それによって発生する電流が電子の流れとして比例的に変換されます。赤外線検出器は、フォトンによって制御される電流源のように機能します。

このトランスデューサには適切なクリップ圧が設けられており、反射光が非常に弱い場合でもリニアリティ(直線性)が確保されています。想定される入射赤外線量の範囲内で、フォトディテクタはリニアに動作する設計となっており、非線形領域(飽和点付近)で動作したという事例は確認されていません。

関連情報

ワイヤレス脈波測定:BioNomadix PPG & EDAアンプ – BN-PPGED
テレメトリーシステムの同等品:SS4A
BIOPAC MRI使用ガイドライン

主な特徴

仕様

方式 赤外線放射と光ダイオード検知
放射/検知波長 860nm±60nm
カットオフ波長 800nm(光学的ローパス)
滅菌
標準出力 20mV(p-p)
励起電力 6VDC@5mA
ケーブル長 3m(シールド済)
寸法 16(L)×17(W)×8(H)mm
重量 4.5g
MRI互換 有 (TSD200-MRI)
インタフェース PPG100C(脈拍測定用アンプ)

関連記事一覧

  1. TOP
  2. 製品情報
  3. 脈拍測定トランスデューサ 指用