
製品情報
- Interacoustics社
EyeSeeCam – vHIT用眼球運動計測装置
医療機器認証番号:228AKBZX00108000
ビデオ頭部インパルステスト(vHIT、ヘッドスラストテストとも呼ばれる)は、前庭機能を評価するための強力な臨床ツールです。EyeSeeCam vHIT は、前庭動眼反射(VOR)を迅速かつ客観的に測定します。めまいを訴える患者の評価を効率的に行い、めまいが前庭障害に起因するかどうかを判断するのに役立ちます。
すべての半規管(6つ)をテスト可能
臨床研究用のデータエクスポート機能
頭部インパルスの品質に対する客観的フィードバックを提供する3D頭部モデル
眼球運動と頭部運動がリアルタイムで表示されます。
製品概要



客観的な頭部インパルスの実施
EyeSeeCam vHIT には、適切な頭部速度(150〜300度/秒)でインパルスが実施されているかを知らせるガイド機能が搭載されています。頭部インパルスがこの範囲にあるかどうかは、シェーディングされた領域で視覚的に示され、範囲内であれば「チーン」という音と緑のチェックマークが表示されます。範囲外の場合は「ドーン」という音と赤いバツ印が表示されます。
ビデオ頭部インパルステスト(vHIT)の利点
潜在性サッカード(covert saccades)は、vHIT のハードウェアとソフトウェアがなければ確認することができません。そのため、従来のベッドサイドや臨床で行う頭部インパルステスト(cHIT)では顕在性サッカード(overt saccades)しか識別できません。潜在性サッカードは、(ビデオ)頭部インパルステスト中に起こる異常な眼球運動です。EyeSeeCam vHIT はこれらの眼球運動を捉えて測定することができるため、偽陰性のリスクを排除します。
半規管機能の包括的な評価
EyeSeeCam vHIT は、6つすべての半規管に対する前庭動眼反射(VOR)ゲインを測定・表示することが可能です。垂直方向の半規管は、被験者の頭部を45度の平面でスラストしながら、被験者が正面のターゲットを見続けることで評価されます。ソフトウェアには、正しい平面でスラストを行うためのガイドとして極座標プロットが用意されており、正確な実施のためのフィードバックが得られます。
詳細情報

正常
ビデオ頭部インパルステスト(vHIT)は、被験者の前庭動眼反射(VOR)を評価する検査です。前庭機能が正常な被験者は、頭部が動いている間も視線を固定された目標に保つことができます。
障害
前庭障害のある被験者の場合、眼球は頭部の動きとともに動いてしまいます。そのため、視線を目標に戻すための修正眼球運動、いわゆるキャッチアップサッカードが必要になります。
正確な検査のための3D頭部モデル
3D頭部モデルを使用することで、自信を持って頭部インパルスを実施できます。この3Dモデルには解剖学的に正確な半規管が組み込まれており、視覚的かつ信頼性の高いフィードバックを提供します。3D頭部モデルは、カメラに内蔵された慣性計測ユニット(IMU)と統合されているため、非常に高い精度を誇ります。つまり、被験者が頭を回転させると、3Dモデルも同様に回転します。頭部インパルスの後には、活性化された半規管が赤く表示され、抑制された半規管は青く表示されます。頭部モデルは、前面・背面・上面・左右のいずれの角度からでも表示可能です。
動画チュートリアル
EyeSeeCam使用方法(日本語解説)
vHIT垂直の実演-左前右後(日本語解説)
患者への装着 - ヘッドバンドの装着方法
キャリブレーション
外側半器官への刺激
前後半規管(LARP)への刺激
前後半器官(LARP)への刺激2
解析方法
Video Head Impulse Testing: Interpretation - Interacoustics Academy
Gain Calculation Methods in vHIT