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  • BIOPAC systems社

生理音マイク(コンタクトマイク) – TSD108B

TSD108B は、心音、Korotkoff 音(血圧測定時の音)、摩擦音や歯ぎしり(Bruxism など) を検出するための ピエゾコンタクトマイクロフォン です。ボリューム調整機能を備えており、DA100C 汎用トランスデューサアンプ に接続することで、さまざまな生理学的音や圧力波を測定できます。

TSD108B の主な用途として、以下の測定が可能です。

心音や Korotkoff 音の測定

心音(弁音を含む)を測定する場合は、音源に近い体幹部に固定します。
上腕動脈の音を測定する場合、TSD108B を TSD120 血圧カフ の測定と同時に使用すると、Korotkoff 音が 収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)を明確に示します。
摩擦音や歯ぎしりの記録(例:Bruxism)

声門活動の測定(有声音・無声音の記録)

声帯の動作 を測定する場合、TSD108B を 喉頭(ラリンゴス)の近く に配置します。
筋収縮時の音響特性の記録

横紋筋の収縮 に関連する特定の音響信号を記録するため、TSD108B を対象筋の近くに配置します。
生理音をリアルタイムで聴取する場合は、TSD108B の信号を STM100C スティムレーター モジュールを介してオーディオアンプやヘッドフォンに出力 することで、録音しながら音を聴くことができます。

製品概要

仕様(Specifications)

最大振幅: 約 8 mV

信号対雑音比(SNR): 89 dB

雑音電圧: 5 µV rms(DC-5 kHz、50/60Hz ノッチフィルター適用時)

帯域幅: 0 ~ 566 Hz

ピーク周波数: 323 Hz

トランスデューサ寸法: 3.5 × 3.5 × 1.5 cm

インターフェース: 3 本の 2 mm ピンプラグ(V+、V–、GND)を DA100C に接続

動作温度範囲: 0 ~ 50 ℃

ケーブル長: 3 メートル

材質: プラスチック & 金属

TSD108B は、TSD108 および TSD108A の後継モデル です。

主な特徴

仕 様

周波数応答 35Hz-3500Hz
ハウジング ステンレス
滅菌
ノイズ 5μVrms (500-3500Hz)
出力 2Vp-p 最大
ケーブル長 3m
寸法 29mm(dia),6mm(厚み)
重量 9g
インタフェース DA100C

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