製品情報

MRI用呼吸流量トランスデューサ – TSD117A-MRI

TSD117A-MRI は、MRI 環境において気流測定、肺活量測定、呼気ガス分析などを行うためのトランスデューサです。人体使用を想定して設計されており、標準的な肺機能測定用 ID/OD ホースやコンポーネントに、カプラーを使用せず直接接続できる段階的な流量ヘッド設計を採用しています。

流量ヘッドは取り外し可能で、清掃、滅菌、または交換（交換用 RX117A-MRI）が容易に行えます。

接続および動作
MECMRI-DA を介して DA100C 汎用トランスデューサアンプとインターフェース接続
DSUB9 端子で終端され、MECMRI-DA を使用しないと適切に動作しない
MRI 環境での使用
対応条件: 3T までの MRI 環境で使用可能（条件付き）
安全性: トランスデューサの導電部分は被験者から電気的および熱的にアイソレートされており、安全に使用可能（詳細は仕様を参照）
設置方法
TSD117A-MRI は MRI チャンバールーム内のボアの外側に設置し、AFT7-L チューブを接続し、AFT35-MRI 非再呼吸 T バルブを介して被験者へ接続します。

本モデルは、旧モデル TSD117-MRI / RX117-MRI の後継機です。

TSD117A-MRI 用エアフローアクセサリー

TSD117A-MRI を使用して気流および肺活量を測定する際は、AFT36 バクテリアフィルター（マウスピース一体型）を併用します。呼気ガスの測定には、AFT22 非再呼吸 T バルブに AFT10 フェイスマスクを組み合わせ、さらに AFT15A または AFT15B の混合チャンバー、もしくは AFT35-MRI 低クリアランスエアフローインターフェースを使用します。

滅菌方法としては、Cidex などを用いたコールド滅菌やオートクレーブ滅菌が推奨されます。また、取り外し可能な流量ヘッド（RX117A-MRI）は食器洗浄機で洗浄可能です。

MRI 環境でのヒトの気流測定に関する具体的なセットアップ例については、専用の MRI 設定ガイドを参照してください。

製品概要

主な特徴

仕様

流量範囲	±300 liter/分
無効部	93ml
標準出力	60μV（liter/秒）
分離部ヘッド寸法	82.5(dia)× 101.5(L)mm
ヘッド重量	80g
MRI互換	有
ハンドル部寸法	127(L)×23(厚み)×35(W)mm
ハンドル重量	85g
ポート	22mm ID/29mm、31mm、35mm OD
ケーブル長	8m
インタフェース	DA100C,MECMRI-DA