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製品情報
- BIOPAC systems社
握力計 – TSD121C
TSD121C は、握力(圧縮)および引張力(テンション) を測定する 等尺性(アイソメトリック)ダイナモメーター です。握力、腕のカール動作、脚の持ち上げ、指の動作による力など、さまざまな筋力測定 に使用できます。
本デバイスの 等尺性設計により、実験の再現性と精度が向上 し、測定誤差を最小限に抑えます。0 ~ 100 kgf の範囲で力を測定 でき、データは ポンド(lbf)、グラム(gf)、キログラムフォース(kgf)、ニュートン(N) で記録可能です。
人間工学に基づいた ソフトハンドル設計 により、長時間の測定でも快適に使用でき、シンプルなキャリブレーション手順により操作が容易 になっています。
本デバイスは 3 メートルのケーブルを備え、DA100C 汎用トランスデューサアンプに直接接続可能 です。
被験者の努力やモチベーションを評価するために、ダイナモメトリに関する詳細は "Dynamometry Webinar" を参照してください。
製品概要


TSD121C は、等尺性(アイソメトリック)拘束下での筋力研究 に使用できます。
ハンドクレンチ(握力圧縮)測定
デバイスを アイレット(取付け穴)のすぐ下を握る と、シンプルな乗算補正係数を適用することで、より正確な握力データを取得できます。
ハンドル補正(デレーティング)を行う方法:
計算チャンネルを作成 し、次の式を適用:
A1 × 1.466(A1 は TSD121C からの信号を受信するアナログチャンネル)
→ この補正は、ユーザーがアイレットのすぐ下を握っていることを前提としています。
CAL 2 値を調整
アイレット(引張測定時)を基準とした CAL 2 値の 80% に変更 します。
→ この 80% のデレーティングは、握力を加える際の力のベクトルがピボット軸(TSD121C の底部付近)に近づくことによる影響を考慮したものです。
引張(テンション)測定
デバイスに取り付けられた金属製のアイループをロープまたはチェーンに通し て使用します。
この構成では、腕のカール動作、脚の持ち上げ、指の動作による力 を測定できます。測定時は、片方のループをしっかりと固定し、もう片方のループをケーブルを介して測定対象の部位に接続 します。
筋活動の詳細な研究
より詳細な筋活動の研究を行う場合は、TSD121C による力の記録を EMG 記録と組み合わせて使用 することを推奨します。EMG 記録には EMG100C アンプ を参照してください。
主な特徴
仕様
計測範囲 | 0-100kg |
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重量 | 315g |
標準出力 | 13.2μV/kg |
寸法 | 185(L)×42(W)×30(厚み)mm |
ケーブル長 | 3m |
MRI互換 | 有 (TSD121B-MRI) |
インタフェース | DA100C |