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製品情報
- BIOPAC systems社
呼吸流量トランスデューサ(中流量) – TSD117B
TSD117B は、気流測定、肺活量測定、呼気ガス分析 など、さまざまなテストに使用できるトランスデューサです。段階的な流量ヘッド設計により、複数の標準的な肺機能測定用 ID/OD ホースやコンポーネントに、カプラーなしで直接接続可能 です。
流量ヘッドは取り外し可能 で、清掃や滅菌、または交換(交換用 RX117A)が容易に行えます。
本モデルは 人体使用を想定 して設計されており、人工呼吸器回路のテストにも対応 しています。
製品概要



DA100C 汎用トランスデューサアンプとインターフェース接続 して使用します。
(TSD117A に類似していますが、出力とスケーリングが異なり、人工呼吸器のテストに適した設計 となっています。)
人工呼吸器との併用について
TSD117B は Ventilator Validation System VVK100-SYS に含まれており、このシステムの一部として使用することが可能です。また、システムとは別に単独で使用することもできます。
単独で使用する場合に 正確な流量および容積の推定が必要な場合 は、以下のフィルターおよびカプラー構成を使用することが推奨されます。
AFT1 – AFT11B – TSD117 – AFT11B – AFT1
さらに、負圧および正圧の流量補正ポリノミアル(補正係数)を適用 することで測定精度を向上できます。
より高精度な測定が必要な場合は、シリンジキャリブレーションを実施し、特定のデバイスに適した乗算補正係数を決定することが推奨されます。キャリブレーションには、AFT27(3 リットル校正用シリンジ) を使用できます。
TSD117B の体積計算時の補正ポリノミアル(補正係数)
TSD117B を体積計算に使用する場合、BIOPAC 提供の補正ポリノミアルが適用されます。この際、AFT11B カプラーの向きが重要 であり、大きい内径(ID)部分を TSD117B の吸気および排気ポートに挿入 する必要があります。
TSD117B の補正ポリノミアルは、正方向(Positive)および負方向(Negative)の流れに対して個別に作成 されています。そのため、TSD117B の吸気 / 排気の向きを正しく設定することが重要です。
主な特徴
仕様
流量範囲 | ±300 liter/分 |
---|---|
無効部 | 93ml |
標準出力 | 60μV(liter/秒) |
分離部ヘッド寸法 | 82.5(dia)× 101.5(L)mm |
ヘッド重量 | 80g |
MRI互換 | 有 (TSD117A-MRI) |
ハンドル部寸法 | 127(L)×23(厚み)×35(W)mm |
ハンドル重量 | 85g |
ポート | 22mm ID/29mm、31mm、35mm OD |
ケーブル長 | 3m |
インタフェース | DA100C |
詳細情報

TSD117B の使用条件(Assumptions)
TSD117B は DA100C に接続し、以下の設定で使用されることを前提としています。
ゲイン(Gain): 200
10 Hz 低域通過フィルター(LP): ON
300 Hz 低域通過フィルター(LP): ON
DC カップリング(DC Coupling): 有効
基準電圧(VREF1): +5V
基準電圧(VREF2): -5V
この設定により、正確な流量および体積測定が可能になります。