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【新製品】1台のカメラでVOG/vHITを実現する新世代ビデオ式眼球運動計測装置『BioMed』を発売

— 平衡機能検査の効率化と高精度解析を両立。耳鼻科・リハビリ領域の診断を次のステージへ —

ゼロシーセブン株式会社(本社:東京都港区/代表取締役:塩野晃央)は、BioMed社が開発・製造するビデオ式眼球運動計測装置『BioMed』の国内販売を開始いたしました。
『BioMed』は、1台のカメラで(VOG)ビデオ式眼球運動検査※1および(vHIT)ビデオヘッドインパルステスト※2を実施可能な次世代型システムです。これにより、従来別々の装置で行っていた平衡機能検査を、1台で効率的かつ正確に実施することができます。

本製品は、眼球運動を解析しバランス障害の原因を特定する「ビデオ眼振検査(VNG)システム」※3です。
前庭動眼反射(VOR)※4の可視化を可能にし、左右それぞれの三半規管※5の機能障害を客観的に評価します。
これにより、めまいや平衡障害の診断・治療効果判定がより高精度かつ再現性の高いデータに基づいて行えます。

『BioMed』は、以下のような特徴を備えています。

  • 安定した双眼ゴーグル構造 により高精度なトラッキングを実現
  • 多様な検査モード(VOG / vHIT / VNG) に柔軟対応
  • 簡単な接続・快適な装着感 により、患者負担を軽減
  • 軽量設計と高解像度カメラにより、臨床・研究双方の現場で高い汎用性

ゼロシーセブンは、欧米先進メーカーとの協業を通じて、平衡機能検査・神経耳科学分野における高精度機器の導入を推進しています。本製品のリリースにより、大学病院・耳鼻咽喉科クリニック・研究機関における診断の標準化と検査効率の向上を支援し、医療現場のデジタル化に貢献してまいります。

■ BioMedの主な特長

  • 1台のカメラでVOG/vHITを両対応
  • VOR(前庭動眼反射)の可視化・解析機能
  • 双眼ゴーグルによる安定した視線トラッキング
  • 軽量・快適な装着設計で患者ストレスを軽減
  • 多様な検査モードで臨床・研究双方に対応

👉 『BioMed』製品の詳細はこちらから

【本件に関するお問い合わせ先】

ゼロシーセブン株式会社
リサーチ事業部
E-mail:info@0c7.co.jp
公式サイト:https://www.0c7.co.jp/

今後とも弊社製品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

 用語解説

※1  VOG(Video Oculography:ビデオ式眼球運動検査)
赤外線カメラを用いて眼球の動きを高精度に記録・解析する検査。眼振や注視反応などの異常を捉え、平衡機能障害の評価に用いられる。
※2  vHIT(Video Head Impulse Test:ビデオヘッドインパルステスト)
頭部の小刻みな動きに対する眼球反応を測定し、三半規管や前庭神経の機能を評価する検査。短時間で左右別の機能を判定できる。
※3  VNG(Video Nystagmography:ビデオ眼振検査)
眼球の微細な動きをビデオ記録し、めまいや平衡障害の原因を特定する検査。近年はVOGと統合される形で運用されている。
※4  前庭動眼反射(VOR)
頭部が動いても視線を一定に保つための反射機能。VORの異常は平衡感覚の障害を示す重要な診断指標となる。
※5  三半規管
内耳にある平衡器官の一部で、頭の回転運動を感知する3つの管状構造。左右の三半規管の不均衡がめまいの原因となる。


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